思い出の味は一生忘れない味

これを食べるとあの人を思い出す。そんな思い出の味ってありますか?
私は「しば漬け」なんです。あ、他にもありますけどね。

 

幼稚園の頃、お弁当の日があって
担任の工藤先生のお弁当には
紫色でとっても鮮やかな
見たこともないものが入っていた



そんな鮮やかなおかずなんて
自分ちの食卓では
見たことがなかったんだと思う。



だからあまりにも衝撃的で先生に
「なにそれ?」て聞いたんだと思う。
きっと好奇心と物欲しさに
目が輝いていたんだろうな、私(笑)



先生が「私が好きなしば漬けだよ」と
食べさせてくれて・・・
その時の美味しさの衝撃は
45年経った今でも忘れられない



工藤先生が好きなしば漬けは
私も好きなしば漬けになった



だからしば漬けを見ると
必ず工藤先生の事を
今でも思い出す
「しば漬け」は私の思い出の味



そんなしば漬けを
赤紫蘇の出回っている今
作ろうと昨日買いに行ってきた



10時オープンだと思っていた店は
10:30オープンで5分前だというのに
大行列・・・マジか!



店から出てきたおじさんが
大きなバラの花束を抱えるように
赤紫蘇の束を抱えて出てきた



嫌な予感は当たるもので
オープン5分後に
入ったにも関わらず
赤紫蘇が見当たらない・・・



私の目標は赤紫蘇のみ!
店員さんに聞くと
申し訳なさそうに
「今日多めに入荷したんですけど
大量に買われたお客さんがいまして」



私と店員さんの会話を
聞いていた数人のお客さんが
「もうないんですってよ!」
「探しても見つからないはずよね」
「もうないの?」とザワザワ



さっきのおじさんか!!!!
おじさんにも理由があるだろうさ
今日買い占めるだけの理由が



でもさ、せめて半分だけ買うとか
他のお客さんだって欲しいだろうなって
少し他人を思いやる気持ちって
大切なんじゃないかい?



買えなかった残念さもあるけど
それとは違うモヤモヤが。



思い出の味を仕込むんだし
楽しい気持ちで仕込みたいね。
今年のしば漬けは作り方を変えて
しっかりと時間をかけて
乳酸発酵させたものを作ろうと思います。



かなり前に息子に
「お母さんの味ってなに?」って
聞いたことがあった



「特にない」と言われ
落ち込んでいたら
「よくあるご飯ではなく
変わったものがよく出る家」
という返事が返ってきた。



息子たちは
「なんだこれ?」と思う料理を見た時
「うちの親・・・」と
私を思い出してくれるのかもしれないな(笑)

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